2016年3月2日水曜日

旅行記⑪ 『ヌーの母親になるの巻』

2月のタンザニアと言えば、『ヌーの出産』

今回の旅行はこれを見たいが為に、行ったようなもの。

サファリって、見たいものがあっても、運が必要なので、グルグル探し回っても、なかなか見つからない。

初日から探し回ったけど、なかなか・・・

でも今回は2回出産シーンに立ち会うことができた。

出産を見るなら、出来れば3日以上は滞在すべきかと痛感。

運良ければ1日ですぐに見れるんだけど。

出産の映像を載せても良いけど、面白くないので、見たい方は別途連絡ください。



んで、今回の日記は、掲題の通り、『ヌーの母親になってしまいました。』というお話です。

S本氏・F氏、ヌーの親になる!?

よく動物の赤ちゃんは産まれた時に、最初に見た動物の顔を自分の親だと思う・・・そんなお話きいたことないでしょうか。

これ実は本当です。




産まれたばかりのヌーを発見


自動車を走らせていると、産まれたばかりのヌーを発見。

毛が濡れたままで、まだ産まれたばかり ↓

(これが30分ぐらい経つと、毛の色が明るい茶色に変わってくる。)



よく観察すると、へその尾もひっついてる。


映像はこちら。(産まれたばかりの時の映像は100MBを超えていてアップできないので、産まれて数分後の映像をどうぞ。)




日本語ではヌーの呼ばれているのですが、鳴き声が『ヌー、ヌー』なので、そう呼ばれるようになったとか。

産まれたばかりなので、前転したり、後転したり、横に転がったりしながら、ようやく立てるように。

しばらくの間、じっと眺めていました。

でも、ふと我に返って、周りを見渡すと、『母親が近くにいないなと・・・。』

それに加えて、なんと・・・

ランドクルーザーが母親に!

このヌーは一番近くにずっといた、トヨタのランドクルーザーを親と勘違いしたのか、ずーっと付いてくることに。

母乳を探して、タイヤや車を舐める舐める・・・。






S本氏も、母性本能が目覚めたのか、可愛がるように。




一時的に母親になった以上、鍛えて、本当の母親の場所に返すしかない。と判断した我々は、ヌーを鍛えることに。

先ずは鍛える前に、身体チェック。産まれたばかりでも、角が生えかけてます。




とりあえず、歩く練習をしてから、時速10-20kmぐらいで爆走して、ヌーの子どもに対してトレーニング。

ってか産まれて10分ぐらいしか立ってないのに、なんてスパルタな・・・。



爆走する姿はこちら↓ (パソコンなら見れるようです。)



産まれて数十分でこんなに走れるようになるなんて。

その間に、我々も母親を探す旅に。


母を訪ねて三千里

どこにいるのかよくわからない母親を探し、ドライブしていると、遠くのほうで、こちらを見ながら、『ヌー、ヌー』と鳴いている。

ドライバー: 『あれが母親じゃねーか?』

母親見つけた!!!と思って近づいてみる。

ここの映像↓





ん?

ん、ん?


・・・・・・・・・・・・・


なんか違うようです。

最初は母親と思い、近づいていくものの、違う臭いだったのか、こちらに戻ってくることに。




更に我々は、周りでこちらを見ているようなヌーを探す探す。



それなりに時間がたったので、毛も乾き始めた↓。





ここでドライバーから提案が。

ドライバー: 『いや、もう無理だろ。 チーターのとこに連れて行って食ってもらおう! これも自然の摂理だ。』

S本氏&僕: 『いやぁ・・・、もうちょっと頑張ろう。』

ドライバー: 『・・・ (面倒な顔をする)』
 


どこへ向かうのか、それでもドライバーは運転を続ける。


向かった先は、なんと・・・


























チーターの真ん前(笑)。

読者のみなさん、こんな良くできた話、嘘だと思ってるでしょ。

これ本当。




さっきは、『チーターの前に連れて行くなんて・・・』と言ったS本氏&僕は、絶句。

でも、チーターの周りをグルグル回っても、チーターは襲ってこない。

どうもお腹いっぱいの模様。

どこかに親がいるだろう作戦


チーターにそっぽ向かれたあと、その後はヌーの群れの中に突っ込む作戦に。

ドライバー:『どこかにきっと親がいるはず。』と


数度、ヌーの群れの中に突っ込んでいったら、母親を見つけたのか、無事群れに戻っていきました。

バイバイ!!

毛も乾いて、黄土色になりましたな。




皆さま、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

信じる信じないはあなた次第。 実はこのお話はフィクションです。

以上。

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