2016年3月17日木曜日

旅行記最終回: 天真爛漫

この旅行記も今回が最終回となりました。

最後に出てもらうのはこの方です。



天真爛漫なドライバー: Mr. Anderson



Mr. Anderson(運転手)




こいつの適当なことといったら・・・。


『俺が助けてやるのは2回までだ』の巻



お前はどんだけ偉いんだと・・・




サファリって何が起きるか分かりません。

エンジンが故障すると、↓のような感じにみんなの車が集まってきて、助け合います。

でも、こんなに人が必要なのか?というのは誰もが思うところ。



その後、こんな感じに・・・



まぁサファリってこういう事故もあるから、単独孤立は怖い。

助け合いの精神が大事なのです。











が・・・










この適当なアンダーソン(運転手)。

都合の良い時だけ助け、あとは適当にあしらいます。



パンクするなど、故障して止まっている車を見つけては、我々も止まり、


『サファリはみんなが友達だ。助け合いの精神が大事だ!』


と言って、助けるのですが、


1日に2回助けを終えて、3回目を見つけると・・・


『俺が助けるのは1日2回までだ。』

とよくわからない論理で、助けに行こうとしません。




遠い目で・・・『ノープロブレム』だと。








『パンクの心配はするな!』の巻

旅行前の一言、『この旅行の為に、車のタイヤは全て新品に変えたので、パンクの心配は全くない!!』

1回目のパンク@ンドゥトゥ



大草原の中、我々の車だけポツン・・・

アンダーソンは一言。

『すぐ終わるから、心配するな。』





何もすることがないので、とりあえずS本氏および僕は周りで傍観。

S本氏立小便中。 奥にはヌーの群れが見えます。



S本氏の立小便も終わり、なんかかなり時間かかってるなと思ったら、なんかジャッキの位置を色々変えながらやっている。。。

大丈夫か?

それよりケツをそんなに見せるなよと。


30分後ぐらい・・・

まだジャッキの位置を変えて試している。

赤い服着た相方: 『これ使ったらどうだ。』



さくっと、ものの10分ぐらいでタイヤ交換は終わりました。



2回目のパンク@タランギーレ国立公園





アンダーソン(運転手):『5分ぐらいで修理終わるから待ってろ!』





・・・ その後30分後・・・



アンダーソン(運転手):『ちょっと助けが必要だ!』



・・・ その後10分後・・・



わらわらと助けの車が押し寄せてくる。

すぐにスペアタイヤと交換。

我々:『さっさと最初から助けを呼んどけよと・・・』



『俺、アンダーソンだけど助けに来てくれないか?』の巻

ちなみにパンクならず、水たまりにもハマったりします。

大抵、『こんな水たまりの道通れるのか?』と思うところも、ガンガン飛ばします。


たまたま大きな水たまりがあり、ちょっと不安に。

S本氏:『これ、まずいんじゃねーの?通れる?』




というから、進んで言ったら、案の定水たまりにスタック。


さすがに助けが必要なので、周りに無線を使って連絡。

『俺アンダーソンだけど、来てくれるか?』 と一言。


助けが来る前に準備を進める。

引っ張ってもらう用のロープを車に着ける。

僕も彼を支えるサポートを。





ロープ付けたあとは、S本氏も筋トレの成果を見せるべく、頑張ってみる。




まぁ無理だわな。


その後、無事救出してもらいました。


まとめ

この天真爛漫な運転手。

まったく人の言うことに耳を傾けません。

S本氏&僕がライオン等、動物の写真を撮っていたら、急に何も言わずに発車したり、何も動物いない場所なのに、数十分停車していたり(何も説明なしで。)・・・こんなのばっか。

こいつは駄目だ。

タンザニアに行く際は、みなさんドライバーの質には気を付けましょう。








2016年3月16日水曜日

旅行記⑮ 木登りライオン

以前の記事でも書いたが、ライオンは木に登るのです。





ウガンダに来てから、サファリに関して色々調べていくと、木登りライオンを見ることが出来るのは、限られた地域だと。 有名なのはタンザニアのマニヤラ湖国立公園とウガンダのクイーンエリザベス国立公園のイシャシャ地域の2つ。

地球の歩き方には『マニヤラ湖では近年はあまり見ることが出来なくなってきた』、『セレンゲティ国立公園のほうが見ることができる』と記載がある。





経験上、他の場所でも普通に見れる。わざわざこのマイナーなマニヤラ湖とイシャシャ地域に行く必要は全くない。


全て運です。




クイーンエリザベス国立公園のムエヤ地域でも見ることが出来たし、ンゴロンゴロ保全地域やセレンゲティ国立公園でも見た。

珍しいのだろうけど、それなりに見ることは出来るということです。


以上。



旅行記⑭ コンデジのメリット

画質はさておき、コンデジは色々な機能があって、結構便利。

サファリ中に結構ハマった『パノラマ機能』。

こんな感じに撮影できる。 ↓


ここはンゴロンゴロ保全地域のクレーターの上から撮影。 左にはS本氏。

ここから奥に見えるのが、クレーターの中であり、この中に動物がわんさかいる。ここの動物の大半は一生をこのクレーター内で過ごすのだそうな。


続いて、ライオンを囲むサファリカーの写真。




ここはンゴロンゴロ保全地域の『ンドゥトゥ』と呼ばれる、オフロードが出来るエリア。なので、道路からではなく、車は色々な場所に移動して、好きな場所からライオンを見ている。
中央部にライオンがいて、それを囲むようにサファリカーがいる光景。



続いて、ゾウの行進を2枚。



ここはアンボセリ国立公園。100頭以上の群れは見れなかったけど、50頭以上の群れは何回か見た。ゾウを見るならおススメの場所。


同じくゾウで有名なタンザニアのタランギーレ国立公園。↓


ここも象は多い。


タランギーレ国立公園でランチを食べた場所の風景。


最後はヌーの行進。



以上です。







2016年3月15日火曜日

旅行記⑬ 動物との距離感

サファリの良いのは野生動物との距離が近く、動物園とは全く異なる風景が見れること。

これに尽きます。

S本氏と動物との距離感はこんな感じです。






2016年3月13日日曜日

旅行記⑫ ヒョウとハイラックス

セレンゲティ国立公園のキャンプ場にて。
我々今回の旅行では半分以上、ロッジではなく、キャンプ場に泊まった。

因みにサファリに行くときは、①ロッジ、②固定式のキャンプ、③キャンプの3種類がある。

①ロッジ

ベッドもちゃんとしている。S本氏のカメラが右側のベッドの上にある。


食事の風景はこんなの。かなり豪勢な食事を食べることができる。


目の前でコックが調理してくれる。



でも、ロッジからシマウマ等が見れるものの、自然の中にいるという感じはあまりなく、安全地帯の中にいる感じがする。 これがロッジ。


②固定式キャンプ

これはキャンプのテントと一緒なんだけど、それを豪華にしたイメージ。
テントの中には、トイレもシャワーもある。

外観はこんなの。結構大きなテントです。



中にはちゃんと洗面台やバスローブまである。もちろんトイレとシャワーもある。



くつろぐ場所もある。


実はサファリの中で、固定式キャンプが一番贅沢なのです。

ロッジの値段は2人で、1泊300ドル程度。固定式ロッジは500-600ドル程度するのです。


③キャンプ場

我々が宿泊したセレンゲティのキャンプ場はこんなの。



ふつうのテントがいっぱいあります。

テントの奥にはイノシシやらインパラやら、沢山見えます。

動物等、自然を満喫したいのであれば、キャンプ場をおすすめします。

但し、キャンプ場の欠点は、トイレ・シャワーは共同、且つ、シャワーは水しかでないことが多いです。


ハイエナ登場

このキャンプ場、夜11時ごろになるとハイエナが登場します。

人間様が食べた残りを漁りにやってきます。

ペットボトルをガリガリかじるので、音ですぐに分かります。

朝目覚めて周囲を散歩すると、やはりハイエナの足跡が・・・




スタッフに聞いたところ、セレンゲティ国立公園のキャンプ場には毎晩ハイエナがくるそうな。




まぁハイエナくるとしても、真夜中だしね。ちゃんとテントの戸締りして、何も入れないようにしておけば問題ないよと思って就寝。


が・・・












次の日・・・・





僕が夕日綺麗だなと思って撮影している時・・・・



















なんかキャンプ場がざわめいている・・・・









なんかみんな集まってる。





















S本氏は優雅にシャワーを浴びてるし。とは言っても、水しかでないけど・・・・




ハイラックスという動物が崖の上で、「ギャーギャー」と鳴いている。





はい、キャンプ場から歩いてすぐのところにヒョウが現れたのです。








あ・・・サファリだしね。そういうこともあるよね。と自問自答したものの、普通に死ぬときは死ぬなと、思った時でした。


夜中にトイレ行くときに、普通に草陰から「ガサガサ」っと音がすると、ハイエナかなと思うし。



でも、サファリに行くなら、自然を満喫できるキャンプがおススメです。

ロッジはロッジで楽しいけど、なんかねーって感じ。

固定式テントは金持ちが使ったほうがいい。自然と快適さの両方を享受できます。




以上






















2016年3月2日水曜日

旅行記⑪ 『ヌーの母親になるの巻』

2月のタンザニアと言えば、『ヌーの出産』

今回の旅行はこれを見たいが為に、行ったようなもの。

サファリって、見たいものがあっても、運が必要なので、グルグル探し回っても、なかなか見つからない。

初日から探し回ったけど、なかなか・・・

でも今回は2回出産シーンに立ち会うことができた。

出産を見るなら、出来れば3日以上は滞在すべきかと痛感。

運良ければ1日ですぐに見れるんだけど。

出産の映像を載せても良いけど、面白くないので、見たい方は別途連絡ください。



んで、今回の日記は、掲題の通り、『ヌーの母親になってしまいました。』というお話です。

S本氏・F氏、ヌーの親になる!?

よく動物の赤ちゃんは産まれた時に、最初に見た動物の顔を自分の親だと思う・・・そんなお話きいたことないでしょうか。

これ実は本当です。




産まれたばかりのヌーを発見


自動車を走らせていると、産まれたばかりのヌーを発見。

毛が濡れたままで、まだ産まれたばかり ↓

(これが30分ぐらい経つと、毛の色が明るい茶色に変わってくる。)



よく観察すると、へその尾もひっついてる。


映像はこちら。(産まれたばかりの時の映像は100MBを超えていてアップできないので、産まれて数分後の映像をどうぞ。)




日本語ではヌーの呼ばれているのですが、鳴き声が『ヌー、ヌー』なので、そう呼ばれるようになったとか。

産まれたばかりなので、前転したり、後転したり、横に転がったりしながら、ようやく立てるように。

しばらくの間、じっと眺めていました。

でも、ふと我に返って、周りを見渡すと、『母親が近くにいないなと・・・。』

それに加えて、なんと・・・

ランドクルーザーが母親に!

このヌーは一番近くにずっといた、トヨタのランドクルーザーを親と勘違いしたのか、ずーっと付いてくることに。

母乳を探して、タイヤや車を舐める舐める・・・。






S本氏も、母性本能が目覚めたのか、可愛がるように。




一時的に母親になった以上、鍛えて、本当の母親の場所に返すしかない。と判断した我々は、ヌーを鍛えることに。

先ずは鍛える前に、身体チェック。産まれたばかりでも、角が生えかけてます。




とりあえず、歩く練習をしてから、時速10-20kmぐらいで爆走して、ヌーの子どもに対してトレーニング。

ってか産まれて10分ぐらいしか立ってないのに、なんてスパルタな・・・。



爆走する姿はこちら↓ (パソコンなら見れるようです。)



産まれて数十分でこんなに走れるようになるなんて。

その間に、我々も母親を探す旅に。


母を訪ねて三千里

どこにいるのかよくわからない母親を探し、ドライブしていると、遠くのほうで、こちらを見ながら、『ヌー、ヌー』と鳴いている。

ドライバー: 『あれが母親じゃねーか?』

母親見つけた!!!と思って近づいてみる。

ここの映像↓





ん?

ん、ん?


・・・・・・・・・・・・・


なんか違うようです。

最初は母親と思い、近づいていくものの、違う臭いだったのか、こちらに戻ってくることに。




更に我々は、周りでこちらを見ているようなヌーを探す探す。



それなりに時間がたったので、毛も乾き始めた↓。





ここでドライバーから提案が。

ドライバー: 『いや、もう無理だろ。 チーターのとこに連れて行って食ってもらおう! これも自然の摂理だ。』

S本氏&僕: 『いやぁ・・・、もうちょっと頑張ろう。』

ドライバー: 『・・・ (面倒な顔をする)』
 


どこへ向かうのか、それでもドライバーは運転を続ける。


向かった先は、なんと・・・


























チーターの真ん前(笑)。

読者のみなさん、こんな良くできた話、嘘だと思ってるでしょ。

これ本当。




さっきは、『チーターの前に連れて行くなんて・・・』と言ったS本氏&僕は、絶句。

でも、チーターの周りをグルグル回っても、チーターは襲ってこない。

どうもお腹いっぱいの模様。

どこかに親がいるだろう作戦


チーターにそっぽ向かれたあと、その後はヌーの群れの中に突っ込む作戦に。

ドライバー:『どこかにきっと親がいるはず。』と


数度、ヌーの群れの中に突っ込んでいったら、母親を見つけたのか、無事群れに戻っていきました。

バイバイ!!

毛も乾いて、黄土色になりましたな。




皆さま、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

信じる信じないはあなた次第。 実はこのお話はフィクションです。

以上。