4月に続き、6月にもクイーンエリザベス国立公園に行ってきた。
(下は、サファリ前の朝日の写真)
クイーンエリザベス国立公園でサファリをする場合、エリアとしては北側のMweyaエリアと南側のIshashaエリアのどちらかとなる。
北側から南側まで移動するのに、オフロードの道を70kmぐらい。1時間半から2時間程度で着く距離だ。
今回は時間もあったので、両方の場所にそれぞれ行ってきたので、それらの見どころをご紹介。
大自然を満喫できる格安な宿泊場所
今回も安宿に宿泊し、北側のMweyaエリアでは家族4人で一泊2,500円程度、南側のIshashaエリアでは一泊1,600円程度の宿屋に泊った。
特にIshashaエリアの宿屋は安いには理由がある。部屋にはベッドと椅子以外に何もない。水道も電気もない。もちろん、シャワーとトイレは外。部屋の中にあるわけはない。
Ishashaエリアの宿泊場所の外観はこんな感じ。パッと見、なんもなさそうでしょ。そう、何もないんです。
滞在した場所一帯に電線などはなく、数ある家の中でメインの家に1つだけソーラー発電がある。それのみ。エコな宿泊場所。ちなみに宿泊客は我が家のみ。
宿泊場所の宿泊記録なるものをちらっと見たら、一週間に1回ぐらい誰かが利用しているみたい。
自然しかないので、『となりのトトロ』に出てきそうな道もある。ってか、こういう道しかない。。。
サファリに行かなくとも、宿泊所周辺にも動物は沢山いる。
沢山のサルが宿泊場所を周辺をウロウロと歩いている。
下の写真はBlack-White Colobusという名前らしい。普通にそこらへんにいた。
ここに来る途中、国立公園以外の近くの村でも一杯見かけた。それなりにポピュラーなサルなんだろう。
バブーンと呼ばれるサルも宿泊所の周辺にこれまた沢山いた。
因みに、ここに辿り着く前に、道を間違え、コンゴ民主共和国への一本道を爆走していた。
ここで右に曲がっていれば良かったんだけど、間違えて直進。真っ直ぐ行ったら、コンゴに行きます!って書いておいてくれないと。。。右に曲がると『Ishasha』って書いてあるんだけどね。。。
コンゴって言ってるけど、調べてみるとコンゴって『コンゴ民主共和国』と『コンゴ共和国』の2つ国があるらしい。知らなかった。。。ザイール→コンゴぐらいにしか思ってなかった。危険なとこや・・・。
・国連の統計によると、世界で一番少年兵(15歳以下)が多い国だそう。二番目はソマリア
・内戦状態でとんでもなく治安が悪い。10歳にならない少年兵とかザラにいる
・・・という国だそうです。危なかった。
宿泊場所の直ぐ横には川が流れており、カバが大量にいる。宿泊場所では朝から晩までカバの鳴き声は聞こえる。良いかどうかはさておき、朝はカバやハイエナの鳴き声で目覚めることが出来ます。下の写真で川に見えるのはカバです。日が暮れて夜になると、川から出てきて上陸し、草をバリバリ食べます。
ちなみに場所はコンゴ民主共和国のすぐ隣。写真で見える川の対岸は『コンゴ民主共和国』です。
併設されたレストランもなかなか刺激的。晩御飯を食べていたら、すぐ横を食事中のカバが通る。
『バリバリッ、バリバリッ』と草を食べながら前進、前進。我が家が食事をしている場所から5mぐらいのところを通り過ぎて行った。フラッシュが届かなかったけど、こんな感じ。
高級ホテル等で動物が見れるようにしてある場所や餌付けされているような場所もあるんだけど、ここは安宿。安全かどうかも不明。自然と野生を肌で感じつつ、ちょっとビビりながら食事。
ここの宿泊場所は1,600円程度と格安なのにも関わらず、焚き木(ミニ・キャンプファイアー)もやってくれる。火が消える朝まで火の見張りもしてくれるという便利さ。これなかなかいいです。
キャンプファイアー代を後で請求(外国人価格で)されるんじゃないかと思って、ビクビクしてましたが、何もなかったので、無料のようです。
夜は電気がないので、ランプ。なかなかいい雰囲気です。
過酷なメスのライオンの競争
ライオンは2mぐらいの距離で車を横付けして観察。さすがにここまで近いと子供は結構ビビっていたようです。『怖い、怖い』を連呼。助手席に乗っていたガイドさんは窓を閉める。。。まぁそりゃそうだわなと。
ライオンの目が綺麗だなと思った(下の写真)。
あくびしたり、舌を出してリラックス。
でも、肩をケガしてました。。。
今回ガイドが言っていたことをメモ。
・雄ライオン → 雌ライオン → 子ライオンの生存序列があるようで、食事も基本的にはこの順番。
・群れのリーダーである雄ライオンが変わると、雄の子ライオンは殺されるそうな。リーダーは子孫残す必要はあるが、子ライオンがいる間は、メスは発情しないからとのこと。
・狩りはメスの仕事。ただ、狩りはケガのリスクもあり、骨折などをして、狩りの能力がなくなったメスは群れでは足手まといなので、群れを離れるか、オスに殺されるらしい。自然界の生存競争は厳しいものです。。。
無邪気な子供のライオン
ストレッチをしたり・・・
あくびをしたり・・・
ライオンも猫みたいなもんですな。
ハイエナは想像以上にかわいいぞ!
ハイエナってライオンキングの映画でもそうだし、あまりイメージ良くなかったんだけど、実際見てみると結構かわいいのではと思った。歩く姿がまたかわいい。
以前友人に教えてもらったURL。ハイエナって大変なんです。
ボートサファリが一番楽しいかも
今回もボートサファリを体験。
相変わらず、ワニ、象、カバ、バッファローが多い。
最後のカバの写真は結構レアかも。
全身が陸地に出ていて、大きな口を開けている写真はあまりない。
カバは日焼けを嫌がるので日中はあまり陸地に上がらないから・・・。
破廉恥なバッファロー
パッと見よく分からないのですが、写真の中央の奥。
集団の中で、もくもくと交尾を続けております。
周りのバッファロー達は交尾している際の護衛みたいだ。。。(そんなんではないんだろうけど)
メスのバッファロー。目や顔の表情がかわいい。
ウガンダコーブの子供
毛が柔らかくて、触ったら気持ちよさそう。
ムブロ湖国立公園のシマウマもそうだけど、子供の動物の『毛』ってなんとも言えないほのぼの感を与えてくれるなと思った。
どこで習った蝶の捕まえ方!?
6月~8月ぐらいまでは大量の蝶がいるようで。
写真で見えている白いものは全部蝶です。
息子は蝶を手で捕まえることができました。
僕:『どこで蝶の捕まえ方ならったの?』
息子:『いや、習ってない。後ろから近づいて、そっと羽を捕まえればよいんだよ。』
『すげーーーっ』 と息子の成長に関心した場面でした。
やっぱり近くで見れるは良い
自然の動物を近くで見て、どのようなことを子供たちは感じとっているか分かりませんが、いい刺激になってるといいなーと。
サファリは良くも悪くもガイド次第
サファリが楽しくなるも、つまらなくなるも、動物の行動は予測できるものではないので、運に頼らざるを得ないのだが、ガイド次第でこうもも変わるのかと思ったのが今回のサファリ。
ウガンダのサファリは自然&動物保護のため、基本的には決められた道以外を走るのは禁止。
走った場合はUSD150ドルの罰金を支払うことになります。
でも、ガイドがOKを出せばこっそりと道を外れて見に行くこともできるよう。
サファリ中、最初に見かけたライオンはこんな感じ。
4~5頭ぐらいが草薮の中でゴロゴロしていた。
僕:『いやぁー、ライオンが沢山いますな。でも、顔が良く見えないよ』
ガイド:『じゃあ、ちょっと数枚写真撮るだけだし、行ってみますか!』
なんて感じで、ちょっとだけなら道外れるのも許してくれたりする。
但し、基本は禁止されている行為なので、、、
僕:『これも行こうよ!』
ガイド:『駄目だ。離れすぎてるし、他にも車が一杯いる。他の車に道から外れているのを見られるのはまずい。』
因みに、このガイドは国立公園の正規のガイドです。
ボートサファリの時もガイド次第だと思った。
ボートは2階建ての作りになっていて、我が家以外に6人ぐらいの乗客が乗っていたんだけど、我が家以外は全員2階のデッキに上がっていった。
ガイド:『あれがクロコダイルですよー。』と説明したときに、娘が『どれどれ、見えないよ!』と。
1階には誰も乗客がいなかったので、『クロコダイルの近くに寄ってくれない?』と頼むと、『OK』と。
僕:『娘はカバが大好きなんだ。楽しみにしてたんだ』というと、
ガイド:『カバは日中はいつも水の中にいる。それだと大きさがよく分からないので見せてあげよう。』と言って、カバの群れにボートを突っ込んだ。
カバはなんだなんだ!っという感じで、動いて陸地に上がった。。。
折角休んでいるのを邪魔したのは申し訳ないが、結構いい光景を見させてもらった。
水の中にずっといて、目と耳だけが水面から見えてるだけだと詰まらないしね。
以上です。